補聴器
2005年 09月 30日
実家に電話することが多い今日この頃。
親戚の法事で帰った前後も、何かにつけて電話したりかかってきたり。
アメリカへ住んでいた頃も国際電話をお互いかけ合っていたけれど
時差もあり、おまけにサマータイムでは1時間時差が増えたり減ったり・・・
で、年老いたじじばばにはちょっとツライものがあったよう。
日本に帰ってきて広島と神奈川で離れてはいるものの同じ国内、
時差もないし心置きなくしゃべれる安心感はアメリカへいたころと比べ物にならない。
しかし、最近気になることが・・・。
敬老の日の頃、母がぼそっとつぶやいた。
「補聴器買わんといけんかもねぇ~」
母は大手術を数回してきたが、おかげさまで体調復活!
父も母も健在で、離れて住んでいる娘として心強かったのだけれど
どうやら最近二人とも、耳の聞こえが芳しくないよう。
そういえば最近、電話でもよく聞き返してるような。。
ましてや、小さなお店を経営しているので、電話を受けることが多く苦労してるようだ。
「左耳がねぇ~、いけんのよ。かといってメモを取るには左手で受話器を持たんとねぇ」
父78歳、母73歳。いまだに現役で店をやっている。
それというのも従業員のお兄ちゃんがいるから。
お兄ちゃんは、なんと私が小学校2年生のときからウチで働いている。
(あ、計算しないでね・・・(^^;)
二人で安気にやっていれば当の昔に店を閉めていただろうに
お兄ちゃんの家族のことを考えるとなかなか辞められないよう。
私は三兄妹の末っ子だったが、兄妹とも若くして他界し文字通り一粒ダネ。
その私が引越しばかりなので、お兄ちゃんは実質両親の一番近くにいる肉親のようなもの。
お兄ちゃんがいるからこそ安心して離れて暮らせるんだけれど
両親にはもうお店を閉めてゆっくりして欲しいという気持ちもあり。。。
まぁ、仕事してるからこそ呆けないんだと思ったり。
それからというもの、補聴器の広告や記事が目に入ること目に入ること。
医学書で調べたら、老人性難聴は早めに補聴器で補ったほうがいいらしい。
聞こえがわるいと、聞き返したり返事するのもだんだん億劫になって
口数が少なくなってしまうらしい。
コレはヤバイ!やっぱり、明るい老人がいいよね~?
最近は補聴器もかなり性能がよくなり、耳にかけるようなタイプだけでなく
耳に挿入して外からまったく見えないタイプもあるようだ。
(お値段がいいのよぉ~、コレが・・・15万円~40万円!!)
でもパンフレットで見る限りとっても小さくて・・・。
メガネもよく探しているくらいだもん、すぐ失くしてしまいそうだわ、こりゃ。
補聴器のパンフレットをしげしげと眺める秋の夜長でありました。
by catynot7
| 2005-09-30 20:58